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作業実績

2023.08.31

R56 mini cooperS エンジン不調修理で入庫しました。

エンジンオイル漏れ修理でご相談頂きましたお客様のお車の入庫です。
当初オイルフィルターケースからのオイル漏れ修理でのご相談でしたが、ご来店頂き症状を確認して、「なんで、こうも集中して似たような修理ばかり・・・これは、試練か??」と思わず「神は乗り越えられない試練は与えない」自分自身に言い聞かせて症状を確認。
この車両も、やはりただのオイル漏れ修理ではすみません。
エンジンチェックランプが点灯していたのでDTCコード確認したところ燃料圧力エラーがでています。
流石にこれは・・・経済面でのダメージが大きすぎると判断。
オイル漏れ修理も、バルブステムシール、チェーンスライダー、テンショナー、VANOS
とオイル経路が全部やられてる可能性大と判断。
修理費用を軽く見積もっても50万円越えの修理となるため修理をするにもリスクが高すぎるとオーナー様に警告して一度、冷静になって考え直すよう促して、一旦、修理は保留となりました。
後日、オーナー様連絡が入り、買って2カ月??足らずで、まだまだ乗りたいから修理して欲しいと入りましたので、支払い方法と最終打合せをし修理にかかりました。

先ずは、バルブカバーを捲ってエンジン内部の確認。
鉱物オイルを入れられた典型的な症状。
樹脂パーツ、ゴム部品が材質変化しています。
右の画像が鉱物オイルを使用してきたエンジン
左の画像が指定オイルの100%化学合成オイルを使用してきたエンジンです。
シリンダーヘッド内壁や構成部品の汚れ方が全然違います。
鉱物オイルを使用することで樹脂パーツが材質変化を起こし劣化を促進してしまいます。

チェーンガイドもこの通り、いつ砕けてもおかしくない状態でした。
カムチェーン一式新品交換です。

カムシャフトを外してステムシールを交換してカムシャフトのトップリングも交換します。

オイルフィルターケースのガスケットを全て交換。
高圧燃料ポンプも交換いたしました。
最後にFUCHSのエンジンオイルを注入しRECSを施工
試運転の近くの峠道と高速道路を合わせて100KM程度試運転。
エンジンの調子も戻り一安心しお客様に修理完了の連絡を入れて無事納車となりました。

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